空き家活用 民泊⑩

 空き家を民泊として活用していくためにたいへん重要になってくるのは、宿泊日をいくらにするかということです。

 まず民泊サイトとして活用していくことになるairbnbのシステムについて理解しておきましょう。

 airbnbは民泊として活用できる物件を紹介するインターネットサイトを登録料・維持費無料で提供する代わりに、実際民泊として提供できた金額の3%を手数料として徴収することが基本的なビジネスモデルとなっています。

 しかし、この3%という数字。宿泊業界では破格です!

 皆様がよくインターネットでホテルなどを予約するときに、じゃらんとか楽天トラベルを使うこともあると思いますが、あのような仲介サイトを通じて成約した場合、ホテル側は概ね10%ほどの成約手数料を支払う必要があります。

 民泊をする場合手数料3%というのが如何に破格かお分りいただけたかと思います。

 ですから料金設定する場合は、この手数料を差し引いた額が自分の手取りになる(もちろん代行業を頼む場合は代行料金が差し引かれます)ので、その分を差し引いて希望する金額を決めていくことになります。

 とはいえ、自分が欲しいと思う金額と、利用者が宿泊したいと思う金額が大きく違う場合当然宿泊してもらうことができません。

 ですから、利用者が泊まりたいと思ってもらいやすく、なおかつ自分の実入りを最大限にするための値段設定がとても重要になってくるわけです。

 次回からairbnbで値段設定をしていく要素について考えていきます。