空き家活用 賃貸④

空き家を将来的には自分で住みたいので賃貸に出せないとお考えですか?

現在我が国の法律では借地借家法という法律があり、賃借人の権利が非常に強くなっています。

もちろんこれも理由があって、大家さんの力が強すぎたゆえに定められた法律です。

今でこそ空き家が社会問題になりつつあり、所有者が頭を下げて借りてもらうぐらいの力関係ですが、高度経済成長期は人口も右肩上がりで住む家もない、家賃を値上げして払えないんだったら出て行ってくれていいんだよと、かなり強欲な大家さんも多かったようです。

大家さんの都合で家を追われることになると、賃借人もたまりませんので、立場的に弱い賃借人の居住する権利を保護したのが借地借家法です。

この法律により、大家さんの都合により賃借人を追いやるということが基本的に不可能になりました。

このような制度があるので、いざ自分が住みたいと思っても返してもらえるかわからないので、空き家を賃貸に出すのはやめておこうと思う方もいるようです。

しかし、諦める必要はありません!

一般的な賃貸借契約の他に、定期借家契約という契約方法があります。

この定期借家契約を使えば、いざ使いたい時に使えないということを避けることができます。

次回定期借家契約について説明します。