空き家が増える理由⑤解体費用が高い

空き家が増えてしまう要因は解体費用を捻出することができないという理由も考えることができます。
なぜ解体費用が高くなるのでしょうか?
最近では高度経済成長期に大量に建てられた木造住宅がかなり老朽化しており、その解体作業があちこちで行われているため解体費用がうなぎのぼりに上がってきています。
どこの解体屋さんを覗いても数カ月先まで予定が埋まっているとか、重機のレンタルがなかなかできないという声も聞こえてきます。
日頃から付き合いがあり、少々解体費用が高くてもさっさと更地にして転売したい業者が優先されてしまうので、なかなか安く解体してくれる業者が見つからないということもあります。
それに加えて、古い住宅ですとアスベストなどの危険物質を使っている場合が多いので、その場合の付加費用が高額になる場合もあります。
また狭小地や囲繞地(いにょうち、と読みます。前方道路がなく他の人の土地を通らなければいけない土地のこと)の場合は、大型トラックや重機が入ることができず、すべて人の手で解体していくことになりとんでもない費用がかかることがあります。
以上のような理由からそんなに費用をかけるぐらいだったら、とりあえずほうっておこうとなり空き家が増えていくことになります。
賃貸住宅にして活用できる立地、状態の物件なら良いのですが、そうでない住宅の場合かなり難しい問題になってしまいます。
解体困難住宅に関しては政府が補助金を出す、活用方法を支援するなどの公的支援がないと解決は難しいかもしれません。
いずれにせよ空き家を解体するというのは最終手段です。
解体せずとも、家付き土地として売り出す手もあります。
中古住宅を再生して賃貸市場に流す専門の業者もありますので、解体をお考えの前にまず株式会社シャトーまでご相談くださいませ。